そこは古本屋じゃありませんから。

新聞の投書欄にあったんですが、頻繁にテレビCMをやっている古書店に古本を
持ち込んだら、”古ぼけている”という理由で買い取ってくれなかった、という意見が。
時を同じくしてダンボールいっぱいに本を積めて来店した方がいたそうでしたが、
そちらも同様の理由で、すべて買い取り不可。
本の状態としては決して悪くない(投書者談)ということですが、古ぼけて見えるのは
どうやら買い取らないそうです。
そういえばこの店、高く買い取る基準が
”本がピカピカかどうか?”
だったとテレビ番組で聞いたことあるような。
その本がたとえ歴史的価値があるものだとしても、そんなことは一切関係なし
つまり、
”きれいな本なら良く売れる。だからそれを中心に扱う”
というビジネスモデルですね。
それはひとつの手法としてはありだけど、ここまで大きくなった今、
”本の文化を支える”という点にももう少し目を向けては、と思ったりも。
作品を一過性のものにしない、それが中古文化の果たす役割とも思えるから。